齋藤竜が直線一気
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- 的中率
- 29%
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- 回収率
- 89%
笠原記者
5齊藤の気配が抜群だ。直前の11月豊橋F1の決勝は南関ライン3番手回りからまくり気味に追い込んで、勝瀬卓と1着同着で優勝を分け合った。
「豊橋の決勝はラインが先行争いに負けてしまって、番手の石毛(克幸)君が切り替えた時にバックを踏む感じになった。後ろが勝瀬さんだったし、流れの中で前に踏ませてもらいました」
今年前半はケガでまともに走れなかったが、後半戦に入って絶好調だ。9月向日町で記念初優出を果たすと、その後は5場所で優勝2回。今期の競走得点は110点を超えた。
「落車で腰の骨を折って、3週間ぐらいベッドの上にいました。自転車に乗れるようになるまで1カ月半くらい。もともと練習のタイムは出ていたんですけど、復帰してからいい時のタイムまでまだ戻ってない。それでもこれだけの結果が出ている。復帰する時にシューズを換えたのと、復帰2場所目からギアは3.92のままで後ろ12枚から13枚に変えて感じがよくなりました」
細切れの初日特選は1松谷とタッグを組む。「前に連係した時は自分が103点くらいしか持ってなかった。その時は追走でいっぱいだったけど、今回はどうなるか楽しみです」。1松谷なら後手を踏む心配はない。スピードをもらって最後は弾けるように伸びる。