Ｓ級昇級初戦で優参の菅原大也を先導役に、番手に渡邉雄太を入れて結束した地元南関勢の好連係が実った。松岡篤哉－柳詰正宏の97期勢が前受けし、中団に小林大介、箱田優樹、小林令の単騎勢、菅原－渡邉－大塚玲－川崎健次の南関勢が後方待機の隊形で周回。菅原が動いたのは青板バックから。菅原は３コーナーで主導権を奪い、南関４車が出切る。すかさず中団５番手に小林令が追い上げて赤板を通過。小林令はさらに大塚の外まで追い上げて３番手がモツれる。この争いは最終ホームで大塚が競り勝つが、一方で後方からいい勢いで松岡がまくってくる。並び掛けてくる松岡に対し、渡邉が２コーナー番手まくりで応戦。激しいモガき合いの末、３コーナーで渡邉が振り切って、松岡は後退していく。これで勝負は決し、渡邉が押し切って今年初Ｖを達成。内に降りてきた柳詰を阻んだ大塚が２着に流れ込んだ。