• 和歌山競輪場F1シリーズ10/16〜10/18

SV FⅠ 和歌山 10/18

絶好調山口泰が直線一気

山口泰生

山口泰生

 優勝候補と目された寺崎浩、山本伸、南潤らが準決で飛ぶ波乱。やや小粒となった決勝は山口泰生が制した。差し脚が上がった山口は初優勝だった8月松阪から再びV奪取。まさに絶好調だ。
 号砲が鳴ってスタート争いとなるが、染谷幸喜が制して正攻法の位置を確保。染谷-近藤保の千葉コンビが前受けし、3番手に単騎の伊原克彦、谷口遼平-横関裕樹-山口-笠松信幸の長い中部ラインが4番手以下を占めて周回。動きのないまま赤板周回に入り、染谷が誘導との車間を切って警戒を始める中、谷口は赤板と同時に仕掛ける。2コーナーでは中部4人が出切って、伊原もその後位に切り替え。染谷は6番手に下がる。谷口が後方の様子を窺いながら流していくと、打鐘を聞いて染谷がダッシュ。谷口の抵抗を退けて4コーナーでカマシ切った染谷が先頭に。近藤が続く。一方の谷口は3番手で立て直し、最終2角から反撃のまくり。近藤もブロックに、合わせて番手から踏み出してと抵抗を見せたが、3コーナーでは谷口がまくり切った。しかし、横関は、谷口と近藤の踏み合いを見てしまった感じで遅れ、すぐに踏み上げるが、近藤とスピードが合って苦しい態勢になる。後続のモツレを尻目に押し切りを目指した谷口だったが、近藤の内のコースに入った山口が会心の伸びを見せて逆転。笠松も横関の外を強襲したが、谷口が微差踏ん張って2着を死守した。

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