• 防府競輪場F1シリーズ8/31〜9/2

SV FⅠ 防府 09/02

北津留翼が会心のカマシ逃げ

北津留翼

北津留翼

 16年の記念から、2度のブロックセブン、そして今回と4連続V。北津留翼が“防府の鬼”ぶりを発揮した。合わせて8月広島、当所と連覇達成ともなった。
 坂本健太郎が迷わずSを取って、北津留-坂本の福岡コンビが前受け。中団に小川真太郎-桑原大志-筒井敦史、九州別線の松川高大-大竹慎吾が後攻めの態勢がすぐに決まった。青板前の2センターから松川が上昇を開始。2コーナーで前団まで松川が上がってくると北津留は車を引いて正攻法の位置が松川に代わる。一方、3番手は北津留と小川で併走の形から2センターで小川が踏み出すと、同時に北津留も松川が空けた内をすくう。松川の前に出た北津留を押さえて小川が赤板前から先手を握り、北津留が機敏に4番手を確保し、松川は6番手に置かれてしまう。しかし、小川がまだ流す2コーナー立ち直りで北津留は一気にカマす。小川は合わせられず、打鐘2センターからは北津留の主導権で、3番手が小川と松川で取り合いとなる。激しく3番手を争った2人は徐々に前との車間が開いていって、流れはますます福岡コンビに。最終的に外で小川に踏み勝った松川が前の2人を追うが、追い付くまでが一杯だった。そのまま直線に入り、最後まで力強く踏み切った北津留が坂本の追撃も許さず押し切った。

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