ピックアップ GⅢ 岐阜 09/07

平原康多
スピード感に溢れながら、他を威圧するような本来の動きからかけはなれていた平原康の前回のオールスター。準決では落車の憂き目をみて、今シリーズがおよそ3週間ぶり。それでも持ち前の探求心は枯れることはなく、新たなトレーニング方法をトライして手応えをつかんだ。
「今回は落車もあって急ピッチに体を戻した。競技的なカーボンの自転車でのトレーニングをやってきて、どう出るかっていうのがあった。こういう風に(競技的なトレーニングで)やっていった方が先々戦える。もう少しパワーとかを上積みして、スピードレースに対応していきたい。これからは絶対にスピード競輪ですから」

相川永伍
同県の平原との同乗はならずも、相川永は1427着。素軽い動きで、いままでの相川とは違う印象を植えつけた。
「前の良かった時の乗りかったっていうのは、大ギアの乗り方。それに固執しすぎていました。練習とかを見直して、いまのギアの進む乗り方にした。でも、100点にいくくらいの競走得点ですから、まだまだですよ」

泉谷元樹
泉谷元樹は前回の地元記念が不本意な6落8着。落車の影響でフレームの変更を余儀なくされたが、シリーズの4走すべてで先行した。
「初日が終わってから後閑信さんにセッティングをみてもらい、踏んだ感じがすごい良かった。いっぱいなりに踏めました。それでも昔のクセが出て、自分だとちょっと気持ち悪い感じもする。これで練習して精度を高めていきたい」
「気持ちに余裕がない。落ち着いて走れれば」と、前検日にもらしていた高木翔は、初日、2日目でいいところがなかったが、まくりでの連勝で自信を回復した。
「自分でもまくって行く時のダッシュは悪くなかったと思います。これを初日、2日目に出さないと意味がない。それでも3日目、最終日と勝てたことはすごく大きい」