• 取手競輪場国際自転車トラック競技支援6/7〜6/10

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 取手 06/07

テオボス

テオボス

 ブフリ、ボス、グレーツァーの外国選手が参戦した今年初のG3開催。決勝は無傷で勝ち上がった3選手が強力なラインを形成したが、番手のボスにとって、競輪ならではのヨコの動きに、苦しめられる一戦となった。

 「準決勝までの3日間は良かったけど、決勝は悔いの残るレースになりました。日本の競輪って感じだった。普段は、速さとパワーの練習をしているから、難しかったですね。日本で走って毎回、新しく学ぶことがあります」

 今年が初来日のグレーツァーも、「今回は日本の競輪スピリッツを感じました。収穫のある開催だった」と、振り返った。

山岸佳太

山岸佳太

 地元の機動型として期待された山岸佳だったが、1着と悔しい結果となった。

 「準決で初めて番手を回って、いい経験になりました。自力を出した3日間は、バックを取れているし、新車だったけど思いのほか良い部分がありましたね。あとは、4コーナーからの踏み直しが悪いので修正したいと思います」

坂本貴史

坂本貴史

 初日特選で、野原雅を6番手からまくって連対を果たしたのが坂本貴だ。

 「最近は、脚を使ってその上を叩かれてダメになるレースが多かった。でも、今回は脚を使ってレースを動かした中で、行けるところから仕掛けるっていうのができたので良かったです。タテ脚では、なかなか深谷(知広)やワッキー(脇本雄太)には敵わないから、平原(康太)さんみたいに脚を使ってから強いっていう選手を目指してやっていきたい。(新山)響平と2人で北日本を盛り上げて行きたいです」

 連日、「調子自体はいい」と、話していた中井太は着と日本勢で唯一、オール確定板入りを果たした。「2日目から、練習で使って良い感じだったフレームに換えてあたりが出ました」。好感触を得て、次に大きくつながるシリーズとなった。

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