• 小松島競輪場開設68周年記念阿波おどり杯争覇戦7/5〜7/8

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 小松島 07/05

 地元勢は4日間、気持ちを切らさず戦い抜いた。二次予選で落車した4月の武雄記念で使ったフレームを急きょ投入した太田竜は「練習で使った感じもよかったので、いい感じで踏み上がった。感じも最近のなかで一番」と2年連続の決勝進出。「一発、運にかけた」と話す決勝戦は後方で不発に終わったが、後半戦まずまずのスタートを切ったと言えそうだ。

久米康平

久米康平

 久米康はあと一歩で記念初優出という準決勝の走りだった。

 「今回は4日間、集中して行けたかな。新車で初めて先行もできたし、感じもよさそう。色々試したことが形になって、ある程度結果も出てる。収穫はあった」

田中晴基

田中晴基

 田中晴はシリーズ2勝。三谷竜を力ずくでまくり切るなど、初日から気配のよさが光った。

 「今回から去年の別府記念で優勝した時のフレームに戻して感じがよかった。別府のときと違うのはクランクの長さだけですね。(三谷をまくった)初日は出切って一杯だけど、出切れてうれしい。自信になりました」

末木浩二

末木浩二

 また後半戦最初のGレースでフレッシュな選手の活躍も目立った。体調不良で3日目から欠場となってしまった末木浩だが、2日目にはまくりでS級初勝利を挙げた。

 「うれしいですね。前期は原因もわからずどんどん成績が悪くなったけど、今は戻って来たので。いつも一人で練習をやってるけど、今回は空いたので師匠(志村太賀)と一緒にやって、スピード練習とか刺激のある練習ができた」

 1年ぶりのS級となった利根正は後半戦になるにつれ尻すぼみ。「練習が足りない。もっと練習します」とガス欠になった4日制開催を振り返った。

 気配がよかったのは柏野智典と富弥昭。柏野は「フレーム」、富は「ヘルニアの影響がなくなった」ことが要因だ。

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