• 佐世保競輪場開設68周年記念九十九島賞争奪戦12/21〜12/24

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 佐世保 12/21

 18年最後の記念シリーズとなった佐世保記念。当所が走り納めとなる選手たちは、1年を振り返って新たな年への力走を誓った。

桑原大志

桑原大志

 桑原大は18年のS班として最後の開催。今年は怪我に苦しんだが、桑原なりの戦い方に心を打たれたファンも多くいたことだろう。

 「赤いパンツを履いての最後だと思って、ここに来ました。親王牌で落車して、清水裕がお見舞いに来てくれた時に、今年の防府記念を獲りますと言ってくれた。熱くなりましたね。山口県がクローズアップされて、僕の存在意義もあったのかな。親王牌のあとは、走れる状態ではなかった。悔しい反面、これが俺の競輪人生なのかなと思って。弱音を吐かずに一歩一歩やってきた。(9月岐阜)記念の優勝は嬉しい。それが一番の思い出です。また来年もG1戦線で戦えるように頑張ります」

山崎賢人

山崎賢人

 大きく成長して地元に凱旋した山崎賢。周囲の期待を背負って戦ったが、準決でまさかの落車。悔しさを糧に芽生えた目標へ突き進む。

 「タイトルを獲りたいって気持ちが出てきました。G1で戦える手応えはあるけど、脇本雄さんに比べたらスピードや持久力が足りない。来年は気持ちを強く持って、甘い部分をなくしたい。今は最低限やってるだけだし、それ以上を求めないと」

佐藤慎太郎

佐藤慎太郎

 佐藤慎は着。今年最後の出走で優出こそならなかったが、1年を通して高いレベルで安定した。

 「今シリーズは(新山)響平の強さを感じたし、自分も甘くならないように。今は大ギアの頃の諦めムードはないですね。G3に限らず、そういう気持ちがある。G1だけに向けてやるより、漠然と競輪のためだけに暮らしていけば。当たり前でしたけど、(最近は)気持ちがひと段落していたと思う。来年の目標はG1を獲るということを諦めないことです」

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