• 松阪競輪場開設71周年記念蒲生氏郷杯王座競輪9/9〜9/12

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 松阪 09/09

山田庸平

山田庸平

 今シリーズに新車を投入した山田庸平は、。決勝進出こそならなかったが、最終日は2車のラインながら先行策。坂本健太郎を微差で振り切って久しぶりに逃げ切りで勝ち星を挙げた。

 「(最終日は)前を取って、先行するつもりだった。昨日(3日目)の失敗を生かして思いっきり踏みました。新車の感じを試したいのもあって、長い距離を踏みたかった。新車は踏み出しが重いんですけど、その分流れる。残り2周からレースが早くなることも多いし、それに対応するために流れるフレームにした。普段からセッティングはあまりいじらないし、今回も微調整程度でした。少しずつやれそうな手応えは感じました」

取鳥雄吾

取鳥雄吾

 取鳥雄吾は逃げ切りで2勝、まくりで1勝とシリーズ計3勝をマーク。久々の固め打ちだったが、まだまだ上積みが見込めそうだ。

 「(3勝だけど)感じは良くなかったです。(次の)共同通信社杯に向けて修正できたら大丈夫だと思うけど、また相手も強くなりますからね。体はビビらないで行ってくれるし、苦しいけど自転車は出る。あとは気持ちのもっていきようだと思います」

皿屋豊

皿屋豊

坂井洋

坂井洋

 「松阪記念は2回目です。前回はS級に上がりたてのころで点数も92、93点くらいしかなくて、準決に乗れてプチブレイクした。今回は点数も立場も違うし、プレッシャーですけど楽しみ。しっかりと決勝に乗れるように」と、ホームの皿屋豊は、一昨年1月以来の松阪記念。準決では浅井康太を連れて先行策に出たが、平原康多に前を託された坂井洋に叩かれてシンガリ惨敗。現状での脚力差を痛感させられる結果になった。

 「SSのレベルを見ていたら決勝に乗っても、自分になにができるかなと。(現状では)なにもできないと思う。力の差を感じました。悔しさがあったけど、また来年(の松阪記念)に向けて頑張りたい」

 坂井洋は4日間で3度のバックを取って、2着が3回。完全燃焼をテーマに未勝利のシリーズだったが、同地区の平原康多のアドバイスを胸に地元でのトレーニングに励む。

 「最近は出し切れないレースばかりだったから、今節は出し切ることだけを考えていた。毎日、レースが終わったあとに平原さんにアドバイスをもらえた。レースについて、ここをこうした方がいいよって、すごいためになった。共同通信社杯に向けて、今回を生かしてリカバリーして練習します」

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