• 高松競輪場開設72周年記念玉藻杯争覇戦12/3〜12/6

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 高松 12/03

 今シリーズは初日特選から関東勢が4人。ましてや4人すべてが機動力を持ち合わせていただけに、地区的な偏りは否めなかった。結果的には二次予選で敗退した坂井洋の途中欠場はあったものの、坂井の穴を埋めるように佐々木悠葵が優出して決勝も関東4車が結束。初日特選で勝った坂井と同じく、眞杉匠の番手から佐々木がチャンスをモノにして記念初制覇を遂げた。

橋本瑠偉

橋本瑠偉

 今年1月にA級陥落の憂き目をみた橋本瑠偉だったが、10月に3場所連続の完全Vの特進でS級にカムバック。飛ぶ鳥を落とす勢いで、一発目の高松でS級初優勝。今シリーズは同県の眞杉、坂井との同乗を目標に設定していたが、久しぶりの9車立てが足かせになった。

 「(G3なので4日間走るのは)久しぶりだったし、9車立ても久しぶり。展開が変わってくるので、思い出しながらでした。走っていて戸惑いはなかったけど、7車立てと違って1個のチャンスをつぶしたら、もう(勝負権が)なくなってしまう。7車立てを体で覚えてしまって、ラインでの組み立てが甘い。そこが今後の課題ですね」

太田竜馬

太田竜馬

 体調を崩して今年最後のG1、競輪祭の欠場を余儀なくされた太田竜馬は、復帰場所となった今シリーズで2勝をマークした。しかしながら、自身は薄氷を踏む思いでの運行だったようだ。

 「(1着の最終日も)自分のイメージより遅れているし、行けそうでも行けないですね。(まくりの)タイミングがズレてたけど、伊藤(稔真)君もタレてた。それで行けた感じです。(シリーズ2勝は)苦しいなかでも取れた。でも、1着といえども安心して取ったものではない。展開が変われば着もひっくり返っていたかもしれない。心肺というよりも力が入らない。(次の12月28日からの平塚F1までは)ちょっと空いてるんで、いまよりは良くなっていると思います」

岩津裕介

岩津裕介

 シリーズの目玉でもあった太田海也は、初日に落車に見舞われ、一次予選で敗退。勝ち上がりでの連係が理想だったに違いない同県の岩津裕介だが、3日目に太田の逃げを差し切りワンツー。山根将太、竹内翼、石原颯と中四国地区のホープと息を合わせて、怪我明け2場所目の感触を確かめた。

 「いまの若い子たちは脚力がすごいんで、テクニックでどうにか食らいついていかないと。それで(中四国の勢いに)自分も乗っかれるように。(前回の)競輪祭よりも痛みはなくなっている。レースのあとでの痛みが、だいぶ違いますね。脚力に関しては維持ですけど、体調面では良くなっている」

渡邉一成

渡邉一成

 ドームの競輪祭と打って変わって、冬場の屋外バンク。コンディションの違いはあっただろうが、渡邉一成に前回の競輪祭のようなスピードがなかった。

 「(前回から)中4日だったんで、なんにもできなかった。その反動ですかね。(今シリーズは)加速がイマイチだった。じわっと踏んでいる分にはいいんだけど。(12月18日からの久留米F1までに)10日くらいあるから十分は練習ができる。それで加速が加われば、なんとかなると思う。(今年は)せっかく賞金が上がっているのに、自分の(獲得賞金の)ベースが上がってない。来シーズンはしっかりと(成績を残して)ベアできるようにしたい」

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