• 広島競輪 開設71周年記念in玉野12/21〜12/24

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 玉野 12/21

 今年最後の記念開催は、全国的な寒波の影響で厳しいバンクコンディションの中で行われた。優勝した山田庸平は「もともとこういうコンディションは苦手」と話していたが、見事に順応して完全V。365日、コンディションに左右されずに安定した成績を残し続けられるかが、山田のグランプリ初出場への大事なキーとなる。

近藤隆司

近藤隆司

 最終日に番手回りから1勝を挙げた近藤隆司。最終2センターから内へとコースを取り、自力型らしからぬ動きを見せた。まだまだ自力の衰えは感じさせないが、競輪人生を長い目で見た時には、追い込みへの転身は自然とやってくるものだ。長期的な目標を語った。

 「60歳まで現役で走り続けたいんですよね。それを千葉の仲間に言ったら笑われた(笑)。でも、守澤(太志)君が60まで現役でやりたいって言ってたのを見て、本気でそれを目指してもいいなって。絶対追い込みになる時が来るし、内の入り方とか、ヨコの動きとかも勉強したいなと。来年は40歳になるけど、もっと長く選手をやれるように。室内練習とか、セッティングを工夫することの楽しさにも、最近気付いたんです。長く選手をやれるように、楽しみながらやっていきたい」

武田豊樹

武田豊樹

 武田豊樹は、立川記念以来の記念あっ旋。約3カ月間9車立てのあっ旋が入らなかった。来年1月も、今のところ記念のあっ旋はなく、恒例だった和歌山記念にも参加しない。複雑な心境であることは間違いないが、どんな逆境もその身に落とし込んで、経験値としていく。

 「もう、ほとんど今年は7車だったような気分ですよね。なかなか9車を走る機会がなかった。7車の方が難しいですね。単純で、流れがない分、走りづらい。厳しいですけど、そこにもいろいろと学びがあると思っています。もう、追い込みとしての選手人生が始まりましたし、学んでいかなきゃいけない。地元で、後ろに芦澤(大輔)君がいたから競りに行ったり、勉強だと思っていろんなことをやりました。競輪に終わりとか、始まりとかはないと思っているので、来年もまた変わらずやっていくだけです」

橋本強

橋本強

 四日市記念から好調時の動きを取り戻していた橋本強だが、伊東記念の初日に落車。続く大垣F1は体調不良で途中欠場だった。それでも、復帰場所の今節は準決勝まで進出。最終日には地元勢と別線勝負を決意して、まくりで白星を挙げた。

 「地元と別線を選択したからには、中団以内は絶対。(竹内)翼とは連係もあるけど、シビアに行こうと思ってました。(田中)晴基の所を通過する前には加速できてたんで、ブロックが来てもある程度は対応出来るかなと。今回は状態自体は良かったけど、準決は2車で仕事したところをしゃくられた。ずっとモヤモヤしてたけど、今日(最終日)の1着ですっきりしました。3日目までは新車を使ってたんですけど、セッティングがまだ出てない。最終日だけ戻したら、自力が出せる感じがありましたね。新車も新車でいいところがあるし、全日本選抜に向けて煮詰めていきたい。今年は前半が散々だったから、来年は良いスタートを切りたいですね」

新田祐大

新田祐大

 今年はケガに泣き、S班陥落となってしまった新田祐大。それでも、G3で3度のVは実力の証明だろう。前回S1に在籍した2022年は、寛仁親王牌を制してグランドスラムを達成。苦しいシーズンを乗り越えて、S班復帰を目指す。

 「今年の前半は良いスタートを切れたけど、落車をさせて失格してしまったり、自分自身が落車して、そのダメージが大きかった。それを引きずってしまった半年間でした。SSから陥落してしまうけど、それは一昨年も同じ形だった。心も、体もきつい一年が、また来年もやって来るんだと思う。まずは気を引き締めて戦いたい。それと、新SS班がうまくいくのか、つまづくのか、そこも感じながら、彼らとうまく戦えるようにしたい」

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