• 佐世保競輪場開設73周年記念九十九島賞争奪戦12/14〜12/17

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 佐世保 12/14

 決勝で5車結束の九州勢は、5人それぞれが仕事をこなして荒井崇博の地元Vへとつなげた。赤板から風を切った伊藤颯馬。小林泰正に何度も絡まれながらも番手を死守した久島尚樹。一旦は連結を外しながらも追い上げた井上昌己。5番手を回った塚本大樹も、鈴木裕を外から決め込んで、そのまま内から平原康多をアンコにしたナイスプレーが光った。勝ち上がりの段階から、九州勢全員の結束力が際立った開催だった。

佐藤幸治

佐藤幸治

 佐藤幸治は、11度目の地元G3出場。直前に佐世保に出稽古に来た坂井洋からお墨付きをもらうほどの仕上がりで挑んだが、準決の壁に跳ね返されて決勝進出はならず。地元記念初優出への挑戦は、また来年に持ち越しとなった。

 「準決は展開もあったけど、自分のミスもあった。外々を回してしまったんで。今回は全部番手戦だったけど、仕上がってたし、最終日はそれが出せた。腰を痛めた時期もあったけど、今回は練習から感じが良かった。ここまでの仕上がりで開催に入れたのは、かなり久しぶりですね。決勝には行けなかったけど、調子が上がってるのを実感できた。来年こそは、ですね」

木村皆斗

木村皆斗

 持ち味の積極性は出した木村皆斗だが、初日、3日目は後ろが離れる不運。最終日は同期の北井佑季との対戦で、番手にハマって2着に入ったが、力の差を痛感した。

 「打鐘で北井さんの上を叩きたかったけど、無理だなって判断になった。もう、その時点で自力としては負けですよね。実際に踏んでたとしても、出切れていない。内容でも、結果でも負けた。北井さんとの力の差を感じたし、そこで叩きに行く自信が持てるくらいの自力を付けたい。今回はラインが短いなりに良い走りはできた。でも、力負けの部分もあったし、収穫のある開催ではありました」

岩谷拓磨

岩谷拓磨

 初日白星で好スタートを切った岩谷拓磨だが、二次予選は6番手不発で敗退。最終日は中団取りからの先まくりで、九州別線だった松本秀之介に勝利した。どうしても淡泊さが拭えない岩谷だが、そろそろ戦法のバリエーションも増やしていきたい。

 「最終日はフレームを変えたんです。本当は3日目に試そうと思ったけど、雨だったし、今日(最終日)まで寝かせてました。今までよりも固いけど、サイズが小さいので扱いやすいんですよ。そのおかげで、今日は波を作ったり、細かい動きができた。感触も良かったですよね。もちろん基本は先行ですけど、このフレームなら先行だけじゃなくて戦法の幅を広められそうです」

斉藤樂

斉藤樂

 最終日にはレインボーカップチャレンジファイナルが、123期9人によって行われた。優勝は梶原海斗の単騎カマシに乗った斉藤樂。師匠の荻原尚人からの「単騎で自分から動くのは良くない」のアドバイスが生きた。闘争心をむき出しに、タテヨコ攻める師匠のスタイルを受け継いでいく。

 「何もしてないけど、チャンスをモノにできた。(落車や体調不良で)最近はツイてなかったから、ラッキーだったのかな。梶さん(梶原)に付いて行って追い込んだだけだし、本当はもっと自力を出したかったけど、それはまたA級(1、2班)でちゃんとやりたい。もっとしっかり自力を出して、通用するまでは先行で、一からやり直したい。師匠は、ヨコもやるし、自力も出せるし、追い込みもできる。自分も、いつかは自在でやって勝つ『競輪選手』になりたいです」

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