ピックアップ GⅢ 高知 04/03

日高裕太
日高裕太は、二次予選で古性を撃破する逃走劇。競走を積んで、ひと皮むけた印象だ。最終日は、踏み合いを回避して、好位確保からまくり一閃と、戦い方の幅も出てきた。もともとのポテンシャルを考えれば、まだまだ未完。南関の未来を背負う機動型が、本格化の兆しを見せてきた。
「(最終日の)あの並びなら、阿部(将大)さんが僕の後ろになるし、(橋本優己と)もがき合って、僕が出切ったとしても、いかれると思った。前までは、そういう走りでバックを取って、先行したいと思ってたし、そうやって本線にまくられることが多かった。でも、それじゃ勝てない。ただ、そういう走りを今までやってきたから、今日(最終日)の展開にできたんだと思う。今回は成績をまとめることができたけど、準決は全く通用しなかった。状態的には昨日が一番良かったのに、それでも駄目だった。もっともっと、自分のベースを上げていきたい」