• 小松島競輪場開設75周年記念阿波おどり杯争覇戦7/3〜7/6

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 小松島 07/03

松浦悠士

松浦悠士

 開催前は広島の松浦悠士がS級S班に選出されたことが話題になったが、結果を出したのは広島のニュースター西田優大。決勝戦の後は敢闘門で出迎えた松浦に「あんまり喜んでいない(笑)。もうちょっと感情を出して欲しい(笑)」というアドバイスがあったが、その冷静さこそが、西田の持ち味で27歳という年齢からも123期の新鋭というよりは、成熟している様子が伝わってきた。8月には初めてのオールスターG1初出場が決まっており、そこでの戦いにも注目したい。

 松浦悠士は平原康多の電撃引退で7月から繰り上がりでS級S班に返り咲いた。7カ月ぶりに赤いレーサーパンツに足を通して、シリーズを戦い抜いた。後期の半年間〝赤パン〟が似合う男の完全復活に期待したい。

 「前半をあんまり走っていない分、準決勝はレース勘が良くなかったです。(広島が改修中で)バンクがない分、レースを走らないと勘が戻ってこない。競輪でしっかり流れと選手の動きを感じないといけないですね。ローラーの感じは良かったけど、実走とフォームも違っている。高松宮記念杯に比べて上がった感じはあるけど、それが、赤パン効果のモチベーションなのか、わからないですね。今日(最終日)は1周を踏み切れていないですし、展開が向いた。いいように考えればしっかりとタテを出せたことだけ。(S班を)半年だけで終わらないようにしたいです」

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