検車場レポート
原 真司 岐阜 86期 |
中団の竹内雄作は津村洸次郎に合わせて上昇するが、前受けの巴直也に突っ張られて赤板の2コーナーで冷静に車を下げる。前で津村と巴でモガき合うと、竹内は打鐘の4コーナーから反撃開始。中部ライン3車で出切って、最後は絶好の展開となった原真司が鋭く伸びて差し切った。
「(竹内が津村と)一緒に出ていくと思わんかったからびっくりしました。(竹内の)踏み出しは気を付けようがないけど、そこだけだと思っていた。バックくらいからは気持ち的に余裕が出てきて、最後はお客さんの声が聞こえて頑張りました。(竹内を)抜いたのはA級の決勝(11年11月豊橋)以来じゃないですか。S級で抜いた記憶はないです」
別線を完封した竹内雄作が2着で地元ワンツーが決まった。
「(津村に)フタをされるっていうのが頭をよぎったので一回動きました。巴さんが突っ張るなら引いて、中団、中団でって思っていたけど、結局、津村さんが先に行ったので、要所、要所で甘い部分が出た。体の反応はいいけど、末脚がものたりない感じがするので、うまく脚を回すことを意識して走りたいです」