検車場レポート
齋藤 正国 栃木 87期 |
取手記念の幕開けは3連単57万超の高配当が飛び出す大荒れのスタート。
打鐘で坂本周作が斬った上を末木浩二が勢い良く叩いて一本棒で駆ける。中団の坂本は2コーナー過ぎから仕掛けたが、石川雅望がけん制。外に振った石川は戻れずそのまま外に浮いてしまうと、煽りを受けた中井太祐はまくり不発に。自ら踏み込んできた鹿内翔を合わせるように、関東3番手回りだった齋藤正国が抜け出してアタマ。
「(石川が)外に張った時に、入ってしまい(石川が)戻ってこれなくなり邪魔をしてしまったのが申し訳ない。(鹿内が)おりてくると思って構えていたから対応はできた。前2人の気持ちのおかげですね。感じは良いと思う。3連単で57万!? 僕が欲しいくらい(笑)」
鹿内を追走していた金澤幸司が内を伸びて2着。
「自分が話せることなんて何もないですよ。前2人のおかげ、それだけ。まさか2着までなんてね」
不発になった中井の後ろから伸びた柴崎俊光が3着に突っ込んだ。
「自分の判断が遅かった。中井君はいけるものだと思っていたので。もう一つ伸びが欲しかった。せめて2着までは届く感覚だったし、このあと修正します」