検車場レポート
野田 源一 福岡 81期 |
後ろ攻めの三田村謙祐が、合わせて踏んだ大矢崇弘を強引に押さえて出る。3番手は大矢と、前受けの近藤保とで併走に。このもつれが最終ホームで収まると、後方で様子を見ていた野田源一が2コーナーで踏み上げる。4番手から先にまくった大矢との力勝負を制してアタマ。
「(打鐘の)4コーナーで緩んだけど、自分のもつ距離じゃないと思って躊躇してしまいました。前も、もうちょっともつれると思っていたら、(最終ホームで)すんなりになってしまって。そこ(打鐘の4コーナー)で行けていたら、ワンステージ上がるんですけどね。もう少し早く出切れるレースを組み立てないと。でも、ここまで中13日空いて練習ができたし、(状態は)良くなっているのかな。(3着に入った西田)大志君と2人で勝ち上がれたことが、なにより嬉しい」
併走していた大矢崇弘は、柴田洋輔のアシストで4番手を確保。最終2コーナーからまくり上げたが、野田に屈して2着まで。
「(赤板で)1回、切ったら良かったですね。中団でノロノロしていて、位置の取り合いになってしまいました。残り1周で(併走から)仕掛けようと思っていたけど、柴田さんに入れてもらえたので。勝ち上がれたけど、レースは失敗です。(勝ち上がれなかった)飯嶋(則之)さんに迷惑をかけてしまいました」