検車場レポート
中村 浩士 千葉 79期 |
中団から動いて先に切ろうとした上原龍を前受けの下岡優季が突っ張って出させない。7番手で様子を見ていた根田空史は2コーナーから一気に踏み込んで先行策に出る。ライン3車できっちり出切って完全に南関勢のペース。最後は番手の中村浩士が鋭く差し切った。
「根田は1回タイミングを失ったんですが、気を取り直してすかさず駆けてくれました。もうこれなら誰も来れないだろうっていう感じで、おかげさまでワンツースリーを決められました。短いスパンの中で疲れというより練習不足なんですが、寛仁で刺激が入って、ここのバンクは軽く感じました」
先行勝負の根田空史は3着。9月和歌山FIの準決勝から7走連続で最終バックを取っている。
「作戦は後ろからの組み立てで。上原さんが落車しそうになっていて、避けながら見ていて、そこで脚を使ってしまった。そのあと落ち着いてすかさず行けたんですが、下岡さんに合わされそうになって、それで末を欠きました。地区プロのあとカーボンフレームに慣れてしまったので、自転車が流れない。感じはすごく悪いです。修正しないといけない」