検車場レポート
山中 貴雄 高知 90期 |
2020年のグレードレースが開幕!!
新年の最初のグレードレースで白星を挙げたのは鋭い差し脚を見せた山中貴雄だ。
レースは赤板で佐川翔吾が7番手から上昇し、佐々木豪が前受けから突っ張る姿勢を見せるも佐川がしっかり押さえる。そこを木村弘が叩いて打鐘で主導権。だが木村が出切って流した所を、すかさず佐々木が反撃。鋭いカマシを見舞うと、追走した山中がけん制しつつ直線で差し切った。
「今日は(佐々木)豪が頑張ってくれた。すかさず行ってくれて展開が向いてくれたのがなにより。自分はずっと重さがあって。昨年の競輪祭から競走続きで疲れが出ていたのでケアしてきたけど…。結果が出たのでよかった」
復帰戦の佐々木豪はブランクを感じさせない、力強い競走を見せて2着に粘った。
「(木村が)緩んでいたのですかさず行こうとしたけど、引くのに時間がかかってしまった。ケガの影響は乗る分には問題ないけど、マックスまで踏み切れていない。それでトップスピードまで出し切れていないので調整する。でも新年一発目でワンツーなら上出来でしょ」