検車場レポート
伊藤 正樹 愛知 71期 |
後ろ攻めから上昇した佐藤幸治は一旦4番手の松岡篤哉の隣まで進んでから、2コーナーから打鐘目掛けてスパート。だが、前受けした池田勇人が合わせてペースを上げると佐藤幸を追走していた荒井が離れ、池田が番手に嵌り込む。後ろが敵となった佐藤幸がペースを緩めると、最終ホームから松岡が反撃。2コーナ過ぎには佐藤幸を飲み込んでラインで出切ると、番手を回った伊藤正樹がゴール前で交わした。
「今日は何もしていないよ。前がしっかりやってくれただけ。後ろに迷惑かけられないし、力強い踏み出しに離れないようにだけ集中した。最後は抜くだけの余裕はありましたね」
ロングまくり決めた松岡篤哉が2着に粘り込んだ。
「嫌な展開でしたね。ちょっと車の進みが良くなかったので、セッティングというよりも乗り方の問題。上体が浮ついている感じがしたのでそこは修正したい。あとは4コーナー回ってからの踏み直しもイマイチだったのでそこも。組み立てもダメで先行できなかったけど、詰まった所で行けているのは悪くないと思います」
中部勢の後位を固めた佐々木雄一が最終4コーナーからの佐藤悦夫とのつば競り合いを制してラインで決着。
「ホームで(松岡が)行ってくれたから。行かなかったらやばかったね。最後4コーナー回っても佐藤悦さんがきていて危なかったね。(3番手回りは)追走は楽でしたよ」
打鐘前で佐藤幸との連係が乱れた荒井崇博は「4番手に降りようと思った所で佐藤幸君が行ったから付いて行けなかった。俺のミス」と振り返った。