検車場レポート
西田 雅志 広島 82期 |
押さえて出た元砂勇雪の上を新田康仁が切って出て、前受けの吉本哲郎には思惑通りの流れ。赤板の2コーナーから山降ろし気味に踏んで主導権を握り、快調に駆ける。反撃に出た7番手の元砂は、女屋文伸と接触して落車。4番手の新田も仕掛けられず、西田雄志が番手から追い込んで今年の初勝利を飾った。
「(吉本)哲郎は高校の自転車部の時から一緒。俺が3年時の1年だったから、20数年の付き合い。連係は16年ぶり。別府のA級で優勝させてもらったし、これが2回目の連係だから勝率は100パーセント。(ラインで)ワンツースリーが決まってよかった」
1周半を絶妙なペースで逃げた吉本哲郎が、兄デシとのワンツーを満足そうに振り返る。
「あれが一番ベストでしたね。(元砂)勇雪が切って、そこを新田さんが
切ってくれればと。その通りになって、たまたまですけどよかった。(最終)2コーナー過ぎにガシャンって落車になって、結構、自分の力が抜けてフワフワした。それでも結果が出たんで感じは悪くない」