検車場レポート
伊藤 裕貴 三重 100期 |
打鐘過ぎ3コーナーで中島将尊が前に出ると、前受けから下げた伊藤裕貴がそこをすかさずカマして主導権を握る。3番手の濱口高彰は離れ、バックで濱口をとらえた中島も追いつかない。強風も苦にせず1周駆けた伊藤が見事に押し切った。
「エラかった…。風キツいですね。(二次予選)Aはキツいんで、B狙いだったけど(笑)。冗談ですけどね。前受けのつもりなかったけど、前受けになったので落ち着いて。前(中島)も強いし、タイミングを見つけてって感じだった。前回(1月平塚の初日)、タツ(近藤)君と決められなかったので、今回は決められてよかった」
近藤龍徳にとってはこの強風が最大の敵。それでも伊藤の仕掛けに続けたことでレース後はホッとした表情を浮かべる。
「風で怖い。ダメ。冬場の松阪にいいイメージがないから付いて行けてホッとしてる。2着は奇跡ですね。後ろを1回も見てないし、見る余裕もなかった」