検車場レポート
守澤 太志 秋田 96期 |
三谷竜生を打鐘の4コーナー押さえて出た小川真太郎が、ペースを落として最終ホームを迎える。緩んだところを8番手の山中秀将が、1センター過ぎから一気。4番手の三谷竜生、6番手の平原康多は動けない。山中がバック手前で出切ると、付けた守澤太志と直線勝負。守澤が追い込んで通算200勝のメモリアルを飾った。
「やりました(笑)。200勝をとくに意識してなかったけど、このメンバーで1着取れたのはうれしい。山中が強かった。(出切ってから)誰か来るかと思ったけど、誰も来なかった」
「50メートルくらいイメージと違う」と、仕掛けた時の感覚のズレがあった山中秀将だが、ロングまくりで抜群のスピードを披露した。
「自分では(最終)ホーム過ぎに行ってるつもりだったんですけど、(VTRを見たら)それよりかなり遅いですね。そのズレを修正しないと。自分が思っているのと、映像が一致した方がいい。最後まで踏めたし状態は悪くないんですけど」
まさかの8番手から周回を進めた平原康多は、最終バックでは前が遠い8番手に置かれた。
「(周回中8番手からの組み立てで)あれで終わりました。そのあともあれだけ流されて、(山中に)カマされたら…。バックを踏まされてスイッチしようがなかった」