検車場レポート
筒井 裕哉 兵庫 89期 |
奈良記念は新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的として無観客開催の中で開幕。
1レースは、後ろ攻めの津村洸次郎が位置取りに動いた所を石口慶多が赤板で叩いて主導権。石口がハイペースで飛ばすと、人気を集めた藤根俊貴のラインは後方で不発。中団からまくる津村に合わせて筒井裕哉が番手まくりで勝利を掴んだ。
「(石口は)よう踏んでいましたね。でもあれは出ていかないとでしょう。僕がもう少し踏めたら西谷さんまで連れ込めたんですけど・・・。(まくってきた)津村君が強かった。(無観客レースは)初めてですよ。めっちゃ寂しかった。発走機付いてから何も音もないからね。飛んだ(負けた)時はあかんけど、ええ時はね」
津村洸次郎は中団取りに動き、藤根よりも先に仕掛けて筒井に合わされるも併走をこらえて2着で勝ち上がり。
「巧く中団を取れたのが良かった。石口さんが飛ばしていて、かかっていましたね。それで(4番手に)飛付いた時に脚を使っていたけど、筒井さんに軽く合わされましたね。それでも藤根君の動きも見ていたし、最後までいけて良かった」