根田空史が強豪を撃破して3連続完全V ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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圧巻の逃げ切りを披露(左・堀江省吾、中・根田空史、右・隅田洋介)
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根田空史
4つ目のサインを刻む
最多タイの4Vを達成

 11月6日(日)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」サードクォーター ファイナルラウンドの決勝戦が行われた。今シリーズは過去のチャンピオンが7名参戦し混戦を極めたが、決勝にはデキの良さが目立った6名が進出した。そんな中、見事優勝を果たしたのは根田空史(千葉・94期)だった

 レースは残り3周でペーサーが退避すると、6コースの鈴木伸之がインを切った。その仕掛けに乗った根田は残り2周で先頭に立つと、そのまま先行態勢に入った。その後は残り1周半の堀江省吾との踏み合いを制して、先頭でゴール板を駆け抜けた。

 前検日には「ウエイトで追い込んできたから全身筋肉痛」と不安を語る場面もあったが、予選、準決と勝ち上がっていくにつれて手応えをつかんでいった。

 「やっぱり筋肉痛の影響があるけど、踏み出しの感じは良かったし乗っている感覚は悪くない。高校時代にはスプリントをやっていたから、後ろを惑わすペース配分ができた。決勝も出し切る競走をしていきたい」
 
 決勝でも積極的な競走で優勝の座を勝ち取り、まさに完全勝利と言える内容だった。

 「堀江と隅田さんの前にはいないといけないと思って絶対先行する気持ちだった。堀江の前輪を見ながら合わせながら踏んで最後の1周は全開で踏み込んだ。(勝因は)レース内容を重視した結果だと思う。(ファンの)声援が力になったし、これからも走りでみせて盛り上げたい。ファンの方には人間ってこんなにスピードを出せるのかっていうのを体感してほしい」

 これで3連続完全Vとピスト6では無敵の強さを誇っている根田。次回も持ち味の先行策で前人未到の5Vを目指す。

髙野航記者

2022年11月6日 21時27分

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