初参戦の佐藤幸治が豪快にまくり切る ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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完全Vを果たす(左・藤井昭吾、中・佐藤幸治、右・山本健也)
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佐藤幸治
新たなるチャンピオンが誕生
PIST6を席巻

 『PIST6 Championship 2022-23』4th Quarter ラウンド4は、12月25日(日)に最終日が行われた。
 決勝にはPIST6での優出実績を持つ4名に加えて2名の新勢力が3連勝で勝ち上がり、優勝候補筆頭の佐藤幸治が豪快なまくりで他を一蹴した。今節がPIST6初参戦となった佐藤だがタイムトライアルを1位で通過し無敗での優勝と正真正銘の完全優勝を飾った。2着にはまくった藤井昭吾が入り、3着には藤井を追った山本健也が続いた。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から小野大介-藤井昭吾-後藤悠-佐藤幸治-山本健也-齋木翔多。残り3周を過ぎてペーサーが退避しても各選手の動きがなく、残り2周半を過ぎたところで齋木がスパートを開始。その仕掛けに合わせて藤井が動き2番手を確保した。佐藤もすかさず仕掛けて力強くまくり上げていき残り半周を過ぎた辺りで齋木を捕らえ切って、そのままリードを保ち先頭でゴール板を駆け抜けた。

 「自分にブラボーと言いたい。(決勝は)後方にならないように前々に踏んだ。外を踏むかたちになってきつかったけど、齋木君を捕らえたぐらいで優勝できそうな感じはあった。緊張したけど人気になっていたし必至に走った。(今シリーズを振り返って)思ったよりギアとか自転車が噛み合ったと思う。元々自転車競技をやっていたし、昔のことを思い出しながら走れて楽しかった。これからもどんどんPIST6に参戦して強い人と勝負したい」
 
 近況は競輪でも復調の兆しをみせて成績が上向いている佐藤。今回の優勝をきっかけにしてさらなる弾みが付きそうで、今後の競輪とPIST6の両輪での活躍が期待される。

髙野航記者

2022年12月25日 21時28分

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