中島詩音が圧巻の逃走劇を披露 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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中島詩音
先行力は随一
今節から再スタート

 1月14日(土)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター U35バトルの一次予選が行われた。1Rには優勝候補の一角である中島詩音が出走し、後続を突き放す豪快な逃げ切りを決めた。
 
 レースは残り2周半で6コースの藤岡隆治が空いた内から進出して4番手まで車を押し上げた。掬われた中島は車を下げて一呼吸おくと残り2周でスパートを開始。その後はどんどんと後続を突き放していき、影をも踏ませぬ逃走劇を披露した。

 前回のフォースクォーター ラウンド3の準決勝で3着に敗れて、それまで続いていた連勝記録は14でストップ。今節から再スタートを切る中島だが前検日には明るい表情を見せていた。
 「中3日なのであまり自転車には乗っていないです。上積みはないけど、良い状態はキープできている。7月からS級に上がるし、今期はしっかり力を付けたい。山梨は雪が降らないので、冬期移動はせずに良い練習ができています。今回も優勝したいですね」
 
 レースでは優勝候補の名に恥じぬ走りで力を見せ付けて、幸先の良いスタートを切った。
 「ちょうど仕掛けようと思っていたところで藤岡さんに内から来られてワンテンポ遅れたけど、前検日より感触は良かった。長田(龍拳)君との勝負になると思っていたし、少し見られてやりづらかったけど、自分のレースはできたと思う。今回はU-35バトルという年齢制限があるシリーズで、同期も多いし学生時代から仲のいい選手も多い。いつも以上に負けたくない気持ちは強い」

 PIST6での負けパターンは後方に置かれた時で、先行した時はまだ底を見せていない中島。今節は若手機動型が多く激戦の様相を呈しているが、持ち味の積極策でねじ伏せて最多タイの4度目の優勝を狙う。

髙野航記者

2023年1月14日 13時45分

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