青野将大が鮮やかな強襲劇で3度目のV ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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S級選手で表彰台を独占(写真左から雨谷一樹、青野将大、佐藤友)
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青野将大
チャンピオンホイールに3度目のサインを刻む
バースデーを優勝で飾る

 PIST6 2023 ラウンド10は、6月28日(水)に最終日が行われた。決勝戦には優勝実績がある3名に加えて、優出経験豊富な選手達が駒を進めた。実力者同士のハイレベルなレースが繰り広げられたなか、ゴール前で鋭く伸びた青野将大が自身3度目の優勝を飾った。2着には捲った雨谷一樹が残り、3着には青野を追った佐藤友和が入った。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から雨谷一樹-青野将大-安倍大成-木村佑来-伊勢崎彰大-佐藤友和。レースは残り2周半で木村が雨谷を押さえて先行態勢に入る。4番手となった安倍が残り1周半から巻き返すも、青野のところで止まり不発。雨谷は残り半周からスパートを開始して逃げる木村を捕らえて先頭に立つが、追走した青野がゴール前で差し切った。

 「誕生日だったので優勝できてうれしい。(決勝戦を振り返って)雨谷さんを中心にレースが進むだろうと思っていた。木村君が仕掛けて、雨谷さんが番手に嵌る展開も想定していた。最後は届いたかわからなかったけど、お客様の反応で優勝できたとわかった。(シリーズを振り返って)久々のPIST6だったので先行して前々に走りたかったけど、コースやメンバーを見て一発を狙う競走が多かった。徐々に感覚をつかんで流れに応じて走れたと思う。(現行競輪では)これから毎回特別競輪に乗れるようになりたいし、もうワンランク上のステージに上がれるように」

 前場所の高松宮記念杯では自身初の特別競輪に出走し、一線級を相手にも臆することなく果敢な先行策を披露した。着実に競輪選手としてのステップを踏んでおり、今シリーズの優勝も今後の青野の活躍に拍車をかけることだろう。

髙野航記者

2023年6月28日 21時17分

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