常次勇人が波乱を演出 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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常次勇人
2周先行で堂々の逃げ切り
人気を集めた岸田剛は6着スタート

 1月26日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド35の1次予選が行われた。2Rには近畿のホープ・常次勇人が出走し、大本命の岸田剛を封じて逃げ切りを決めた。

 レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、残り2周半で4コースだった常次が進出を開始して、残り2周で先頭に立つ。その後位に小林史也が飛び付くと、常次を追った岸田は2番手で外併走となり残り1周で力尽き後退。先頭で風を切った常次がそのまま小林の猛追も振り切って先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「自分より後ろのコースに岸田さんと田口(勇介)さんがいたので、2人が動く前に仕掛ければ、1コースの小林さんが自分の後ろにハマって、その2人を苦しめられると思った。予想通りになったしうまい感じで駆けられた。PIST6は2ヶ月ぶりぐらいだけど問題なく走れた。1次予選は先行したけど、PIST6ではいろいろ試してみたい気持ちもあるので、2次予選は展開を見て走っていきたい」

 現行競輪では今期からS級2班に昇級。まだ勝ち星こそないが、積極的な競走で2節連続で確定板入りと大器の片鱗を見せており、強豪が揃う今シリーズでも十分に期待ができそうだ。

髙野航記者

2024年1月26日 16時15分

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