松浦悠士が『瀬戸の王子杯争奪戦』を制覇! ~広島競輪場~

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松浦悠士
優勝トロフィーと優勝カップを手に笑顔を振りまく
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松浦悠士
冷静なコース取りで取鳥の外を1/2車身交わした所がゴール線
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松浦悠士
ウィニングランで両手を上げてガッツポーズ
〝完璧〟と思える確かな手応えを感じて

 3月7日(日)に広島競輪場で行われた『瀬戸の王子杯争奪戦』は、ホームバンクの松浦悠士(98期・広島)が見事に制覇。盟友のS班清水裕友(105期・山口)と初日とは逆の並びで挑んた一戦。二手に別れて戦うこととなった同じ中四国地区の太田竜馬(109期・徳島)-取鳥雄吾(107期・岡山)-岩津裕介(87期・岡山)とは割り切って別線勝負。信頼する清水の仕掛けに乗り、冷静な判断力とコース取りでゴール線を突き抜けた。
 
 「ちょっと太田のカカリが凄かった。でも裕友があの位置から仕掛けてチャンスメイクをしてくれた。もしかしたら自分ならあそこまで行けてないかも。あそこまで行ってくれたので優勝できた。連日、雄吾の状態が良かったので外だと間に合わないと思って。和田さんが内へ踏んでくれたのも良かったですね。今日は2日目と同じ感じで乗れた。初日、3日目の乗り方は完璧じゃなかったですけど、2日目と最終日はバシッと入った」
 
 67周年大会で準優勝だった取鳥は今年もまた惜しくも2着。勝ち切れなかった自分を責める。
 「太田があれだけ頑張ってくれたのに情けない…。太田のダッシュが凄すぎて脚を削られてしまいました。もう自分も余裕がなくて一回詰まったんですけど、ここからじゃもたないって思ったので一回待ってから踏んだ。悔しいですけど、また頑張ります」
 
 黒沢征治を目標にレースを運んでいたグランプリ王者の和田健太郎が内を突いて3着に入線。
 「ほぼほぼあの形しかないって形を作ってくれたし黒沢君が凄いっすね。欲を言えば取鳥君の所に飛び付いて捌ければ最高でしたけど、あれだけ頑張ってもらえたので。最後はちょっと焦りましたね。半信半疑のまま内へ入ってしまった。勝つなら松浦のコースですよね。あそこが一番優勝に近いコースでしたから」」

細川和輝記者

2021年3月7日 17時21分

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