地元記念を盛り上げる2人 ~佐世保競輪場~

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佐藤幸治
白星スタートで1着ポーズ
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瀬戸栄作
二次予選突破へ気合が違う
地元勢は全員一次予選突破

 7月23日に開設72周年記念佐世保競輪『九十九島賞争奪戦』の初日が終了。地元勢は5名全員が二次予選に進出を決めてファンを沸かせた。

 10レースで白星スタートを決めた佐藤幸治は地元記念を盛り上げるべく集中力が高い。
 「後輩がみんな勝ち上がりを決めていたからプレッシャーを感じていた。勝ち上がれてホッとした」と昨年の当大会では一次予選敗退を喫していただけに1着での勝ち上がりに安堵の表情を見せた。
 「脚は前回より感じが全然良い。年に1回の地元の大きな大会。勝ち上がらないと悔いが残る。(山崎)賢人はいないが、盛り上げていかないと。地元ファンからの声援も聞こえているし、力になっている」と若きエースは不在だが、初の夏開催となった地元記念を支えるべく気持ちが入っている。

 初日の着以上に仕上がりの良さを実感しているのは瀬戸栄作だ。
 「後ろからの仕掛けに被るのが嫌で無理やり仕掛けて3着に残っているから悪くない。道中は余裕もあったし、仕上がりは良いと思う」と
納得の表情。「二次予選がいつも壁になっていて、地元記念の準決勝にまだいったことがない。一次予選と違って二次予選はメンバーが良くなり、萎縮してしまっていつも出し切れずに終わってしまう。今回は仕上がりが良いから、今までの出し切れないレースじゃなくて、出し切るレースをして壁を乗り越えたい」と過去の反省を生かして二次予選に挑む。二次予選は新田祐大が相手となったが、「細切れ戦だし、まだチャンスはある。何とか勝ち上がれるように頑張ります」と語尾を強めた。出し惜しみして勝負になる相手ではないだけに、自身が口にした『出し切るレース』で勝ち上がりの権利をもぎ取りにいく!

池端航一記者

2022年7月23日 19時31分

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