神秘の海富山湾カップGⅢが開幕! ~富山競輪場~

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北井佑季
シリーズを通して全力疾走を誓う
4日間、先行スタイルを貫く

 第5回施設整備等協賛競輪in富山『神秘の海富山湾カップ』GⅢが17日(木)から開幕する。競輪祭直前の開催でS級トップ選手は不在となるが、活きの良い若手が多数参加しているだけに短走路を舞台に激しいバトルが期待できそうだ。
 予選のメイン(11R)を務めるのは北井佑季(神奈川・119期)。2015年~2017年までJリーグのカターレ富山に所属(15年は期限付移籍、16年から完全移籍)しており、ここは地元も同然の地だ。 
 
 「競輪場から歩いて30秒の所に住んでいました。家にいても打鐘の音は聞こえてましたね。2回、競輪場に観に来たけど、賭け方もわからず、打鐘の音もこの音なんだろうって感じだったし、いつの間にかレースも終わっていたりで、ただ自転車が速く走っているのを眺めている感じでした」と当時を振り返った。

 「デビューしてからここまでは良い流れで来ていると思う。特進を逃したり、とんとん拍子ではないけど、右肩上がりでF1優勝もできて、記念の決勝にも乗れている」と昨年7月にデビューしてからここまでの成績に納得の表情を見せた。

 「先行さえできれば、後ろからドボドボといかれることはないと思うし、そこは自信がある。ただ出切れないときに着が悪いから器用さを身につけたいなと思う」と苦手な展開になったときの対処が今の課題だ。 

 「G3の短走路は小田原で経験しているからそれを生かしたい。今シリーズは最低限、決勝にはいきたい。京王閣の決勝は単騎戦で自分の走りができなかった。自分の走りができれば自ずと結果はついてくると思う」と競輪祭直前でS級トップランカーがいない今開催で見据えるのは決勝のみ。

 「カターレ富山時代の仲間や、ファンの人たちが観にきてくれると思うから力になる。しっかりと頑張りたいですね」と当時はミッドフィルダーとして相手を抜き去る華麗なドリブルを披露していたが、競輪選手となった今は圧倒的な先行スタイルで観に来る仲間とファンを沸かせる。

池端航一記者

2022年11月16日 15時47分

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