予想外の展開でも１着をつかむ

　12月22日、伊東温泉けいりん開設72周年記念「椿賞争奪戦」の初日が行われた。メインの12レースでは、山崎賢人が渡邉雄太の番手でイン粘りをする予想外の展開。すると、単騎の野原雅也がジャンから思い切ったカマシを敢行。渡邉が追いかける形となり、山崎との外併走をしのいだ深谷知広が直線一気の強襲で白星発進。地元の意地を見せた。

　深谷は「（渡邉）雄太の走りやすいようにまずは組み立ててもらって、あとは自分がどう対処するかでした。（山崎のイン粘りは）想定外だったけど、雄太と僕も対処できた。野原君のカマシにどう対処するかでしたけど、お互いにやれることをやれた。（渡邉との連係は）これから増えると思うし、ただ行くだけじゃ成長はないので。ずっと併走で余裕はなかったけど、1着に来れているので状態は良いと思う」とレースを振り返った。

　明日の二次予選はメインの12レースに出走。断然の人気を背負うことになりそうだが、初日の豪脚を見れば連勝での勝ち上がりが濃厚だ。

• 選手詳細データ

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  深谷知広 選手静岡・96期