ダービー初制覇の山口拳矢が凱旋！

　6月3日（土）から大垣競輪場で開設71周年記念『水都大垣杯』が開催される。S班は松浦悠士と佐藤慎太郎の2名がいるものの、今シリーズの主役は平塚ダービーでG1初制覇を成し遂げた地元の山口拳矢（岐阜・117期）だろう。

　「（全プロは）競技の方は良かった。（寛仁親王牌の）理事長杯はでかい」と全プロは2日間で8着、9着の大敗を喫したが、競技のケイリンで初優勝と笑顔で前回を振り返ってくれた。

　全プロが終了してから中4日、競技があったため実質中3日でここまでの過程が気になるところだが「あまりここまで練習できず。軽く乗ったぐらいですね。感じは悪かったです…。風が強くて重かった」と直前の練習では感じが良くなかったようで歯切れが悪かった。

　「犬伏君は“強い”しかない。彼の脚力はずば抜けている。（ダービー決勝で自分と）同じ展開に（彼が）なったら犬伏君も獲っている。今シリーズは犬伏君を攻略しないと優勝がないから初日で（攻略法を）見つけたい」と犬伏を最大限リスペクトし打ち破ろうと策を練っている。

　おそらく初日特選が終われば、決勝までは互いに対戦はない。先行一車で番手は松浦と条件が整う犬伏を相手にダービー王を襲名した地元の山口がどう乗り越えるのか注目の一戦になりそうだ。

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  山口拳矢 選手岐阜・117期