苦難を乗り越えて復調ムード!合志正臣 ~四日市競輪場~

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合志正臣
再び特別競輪の舞台を目指して再浮上を誓う
現状を見つめて見えた課題

 骨盤骨折という選手生命にもかかわる大怪我から約2年。合志正臣(熊本・81期)にようやく本来の動きが戻りつつある。2017年9月9日の函館F1シリーズの準決で落車して左腸骨を骨折。その後も度重なる落車に苦しみながらも歩みを止めることはなかった。「あれからもう2年ですね。骨盤骨折もひどかったですけど、その後に何本肋骨を折ってきたか。4本、6本、6本って数えきれないほど。肺挫傷もやりましたね。苦しかったですけど、やっと走っていて道中でも余裕が出てきた。今期がスタートしたときは確か(競走得点が)98点でしたけど5点上げて1班を狙える位置まで戻ってこれた。来年はあともう5点戻せるように。まずはそこが目標ですね。前検日に(佐藤)慎太郎さんや(諸橋)愛に『やっと戻ってきたね』って言ってもらえた」と特別競輪でハイレベルな戦いを繰り広げてきたライバル達の労いの言葉を噛み締める。「やっぱり上で戦わないとダメですね。高いレベルで戦えば脚も自然と戻ってくる。準決は付き慣れていない選手の3番手で難しかったのもあるけど、単純に脚力が足りなかった。上で走っていれば感覚も研ぎ澄まされますから」。
 2017年のいわき平オールスター以来、特別競輪の舞台から遠ざかってしまっているが、2006年には全日本選抜競輪のタイトルを手にしている実力者。再び大舞台で活躍する日が待ち遠しい。

細川和輝記者

2019年11月9日 22時54分

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