コロナが練習環境にも影を落とす ~当社スポンサード選手・根田空史~

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根田空史
深刻な事態に頭を悩ませる

 根田空史(千葉・94期・当社スポンサード選手)は5着で準決勝進出を決めたが、呆然とした表情で「車が全く出なかった…」とぼやく。「周回からキツイ感じで、レースの流れに反応できなかった。それでも、前が仕掛けてくれて自分の得意な形になったのに…。準決勝はフレームを換えてみます」
 と現状で可能な限りの修正を試みるが、根本的な要因は別のようだ。ここでも、世界中を恐怖に陥れているコロナウイルスの感染拡大が影響している。

 「一番の原因は(松戸)バンクが使えないこと。僕はずっとバンクを基本に練習してきたのでホントに痛い。それでも、現状を考えれば仕方がないので、場所など選んで街道練習をしているが、この間などはBサイクル(練習グループの愛称)で大人数で練習をしていたら通報されてしまった。そのあたりも気をつけないといけないので…。ダービーが中止になったことは残念だけど、時間はできるので(師匠の)中村(浩士)さんと相談して対応していきたい」と語る。
ダービーを始め開催中止で収入源を絶たれている選手が続出している上で、練習環境にも大きな制限が。競輪界に限らず世界レベルの非常事態だが、今は出口が見えることを信じて、最善の方法を模索していくしかない。

堀江鉄二記者

2020年4月24日 19時21分

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