松岡辰泰が特別昇班! ~小倉競輪場~

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松岡辰泰
苦しい展開をしのいでの9連勝に満面の笑み
上がりタイムは10秒7

 8月5日に最終日を迎えた小倉ミッドナイト競輪、8Rチャレンジ決勝で松岡辰泰が本デビューから9連勝で特別昇班を決めた。117回生の特別昇班は3日前の8月2日に平塚で決めていた青野将大以来、早期卒業組も含めて4人目となる。
 レースは打鐘前2コーナーで内外を行かれたうえに、中団の門脇翼にも車間を空けられ松岡辰泰は最終ホームで前団とは大きく離れた6番手に。「自分でもヒヤヒヤしました」と振り返るが、2コーナーから仕掛けると逃げる畝木聖を上がり10秒7の好ラップでとらえた。
 「(打鐘過ぎ)2センター、4コーナーで緩んだけど、ビビってしまった。2コーナーで思ったより遠かったので、届かないと思いました。でも、(門脇を越えてからは畝木ラインが)目標になったので、最後届くかなと思いながら。2センターで行けると思った。内容は満足いくものじゃないけど、とりあえずホッとしてます」
 松岡は在所成績7位。在所中には第2回トーナメントを制し、本デビュー前に同期だけで戦った5月小倉のルーキーシリーズでも114着と好成績を残した今回生注目選手のひとりだ。
 「熊本の同期は多いので、先に上がれて良かった。1、2班戦では勝ちよりも内容にこだわって。後手を踏むレースをすると後ろに迷惑がかかるし、緩んだところで積極的に行きたい。18連勝は恐れ多いけど、やるからには目指したい」
 青野、松岡は本デビューから9連勝したが、他にも今月11日からの玉野を走る町田太我をはじめ、本デビューから6連勝している117回生はまだ6人もいる。このうち何人が特別昇班を決めるのか。今後の117回生の走りに注目したい。

音無剛記者

2020年8月6日 00時53分

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