松浦悠士が伝えたいこと ~四日市競輪場~

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松浦悠士
明日の二次予選では12レースに登場
マナーを守って観戦をお願いします

 四日市競輪場を舞台にナイター開催の「ベイサイドナイトドリーム(GIII)」が開幕した。ガールズの3個レースでは、細田愛未、小林莉子、石井寛子が人気に応えて快勝。男子のメイン特選は、赤板の2コーナーから仕掛けた深谷知広が援軍を失いながらも力強く逃げ切って白星スタートを決めた。

 人気の中心になった松浦悠士はロングまくりの末、深谷をとらえられず2着でゴール。「深谷さんの掛かりが良くて強かった」と振り返りながらも、「タイム的に(自分の)デキは悪くないと思います。(2日目以降も)自信を持って戦える」と好感触を得ている様子だった。

 しかしながら、レース後のインタビューを終えた松浦の表情は一変。「ちょっといいですか…」と口を開いた。
 「今日、お客さんからレース中に“ドーピングやってるやろ”っていう声が聞こえてきました。冗談半分で言ってくる人もいますけど、僕はサプリとかも飲まないですし、処方してもらう薬とかもしっかり先生に伝えて出してもらっています。気を付けてなくて言われるのはしょうがないのかなって思うけど、人一倍気を使っている身としては、お客さんからそう言われたのはショックでした。デリケートな問題かもしれないけど、グランプリでは検査もしているし、メディアに出すことで検査をしている証明にもなるかなと思って言わせてもらいます」

 ギャンブルの駒として戦う以上、いろいろな声が聞こえてくるのは当たり前かもしれないが、自覚と責任を持って生活やレースを走っている松浦にとっては心ない言葉だったのだろう。

 選手にとって声援は大きな力になりますが、今は新型コロナウイルスの感染が拡大している時期ですし、本場ではお客様同士ソーシャルディスタンスの確保や飛沫防止に細心の注意を払って競輪を楽しみましょう。4日のシリーズ2日目も、豪華メンバーが火花を散らす「ベイサイドナイトドリーム(GIII)」に注目です!!

岡崎優美記者

2021年4月3日 23時24分

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