復活の狼煙を上げる長田龍拳 ~大宮競輪場~

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長田龍拳
恵まれた体格で潜在能力は高い
準決勝は同期の貴志修己と激突

 7月17日(土)から大宮競輪場で開催されているF2シリーズに長田龍拳(静岡・117期)が参戦している。粒ぞろいの117期の中で在所1位に輝いた逸材だが、近況は停滞前線をたどっている。それでも前を向いて戦い続ける長田に話を聞いた。

 「4月の弥彦で落車をしてケガの影響もあるかもしれませんが、ヨコを通るのが怖くなってしまって。復帰してからは中々自分の競走ができなかったですね。しっかり練習はできているし、少しずつ良くなってくれば。いつも街道で練習しているので、直線の長い500バンクは走り易い。今回はシューズも換えてキッカケを掴みたいですね」と前検日に話しており、落車のトラウマを抱えながらも自分の走りを取り戻すべく奮闘している様子。

 初日は長田らしい豪快なカマシで上がり一番時計タイで快勝し「しっかり出し切る競走ができたので良かったです。いつもより柔らかいシューズに換えたのでダッシュはそこまでだが、流れてからはいいですね。今は同門で同じ年の(渡邉)雅也(119期)が調子いいので自分も負けられない」と確かな手応えをつかみ、準決勝へと駒を進めた。

 準決勝は同期の貴志修己(和歌山)と激突することとなり「ブノワ教場で一緒にやっていたので負けられないですね。初対戦ですけどしっかり力勝負をしていく」とライバル心をむき出し。自信を取り戻しつつある未来のスター候補が3月宇都宮以来の決勝進出を懸けて激走する。

及位然斗記者

2021年7月17日 18時10分

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