圧巻の走り見せた原田亮太 ~松戸競輪場~

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原田亮太
今シリーズは3日間先行宣言。来期初S級に向け強気の姿勢を貫く
何故、先行にこだわるのか

 12月29日(水)に松戸競輪場で行われている『MDF・WINTICKET杯』の初日第8レース、A級特選で地元の原田亮太(千葉・115期)が力強く逃げ切った。
レースは赤板前で鈴木涼介(福島・115期)が上昇。原田は6番手になってしまうが打鐘で叩いて先行。後ろが離れるのを確認してもスピードは緩めない。鈴木が立て直して迫ってはくるが堂々と押し切り。見る者を納得させられるレースだった。
前検日から「まくりに魅力がないし、まくりを出さない様に。逃げ切った時の方が気持ち良い」と積極策を前面に押し出していた。何故、そこまで先行にこだわるのだろうか?
 「ここまでやってきたけど、S級に特進できなかった。ここまできたのだがら、だったら先行してやれと」。
 レース後は力を出し尽くし「カカリは良かった。最後は鈴木君とこんくらべ」と疲労困憊だったが、充実感に満ちた表情だった。

木村貴宏記者

2021年12月30日 12時20分

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