「毘沙門天賞」は松浦悠士が1着 ~宇都宮競輪場~

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松浦悠士
連勝で太田竜馬との準決に弾みをつけた
完全優勝なら通算300勝

 宇都宮競輪場で開催されている「第6回ウィナーズカップ(G2)」は、3月19日に2日目が行われ、メインの「毘沙門天賞」を松浦悠士(広島・98期・SS)が番手から勝ち切った。同県の後輩、町田太我がラインの先頭を務めて、後ろには清水裕友、門田凌の4車の中四国勢。過去の連係では、すべて1着の町田とのタッグをここでも結実させた。
 「(町田は)もうちょっと早めに引けたら良かった。(仕掛けて)行くタイミングがあったけど、作戦を決めつけすぎたし、吉田(拓矢)君もヤル気だった。(町田)太我も難しかったかなと。それでも吉田君とモガき合っても、しっかり叩いてくれた」
 S班、吉田との力勝負で踏み勝った町田の成長を感じながら、連勝のゴールだった。自身は前回の名古屋記念で落車に見舞われたが、それを感じさせない動きで通算298勝目を挙げた。無傷での4連勝Vなら、区切りの300勝で一昨年に次ぐ2度目のウィナーズカップ制覇。2000万円超の優勝賞金を加算させれば、早くも獲得賞金でのグランプリ出場も安全圏に入る。準決で連係する太田竜馬とは、2月の全日本選抜でも準決でワンツー。ともに決勝にコマを進めている。
 「しっかりとワンツーを決められるように」
 全日本選抜の準決では太田のまくりに付けて2着だった松浦だが、メモリアルを意識するなら1着が欲しい。

竹内祥郎記者

2022年3月19日 19時55分

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