岐阜の師弟コンビがそろって勝ち上がり! ~川崎競輪場~

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川口公太朗
弟子の前で優出は外せない
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野崎翼
A級1、2班戦での初勝利で自信をつかんだ
「準決は前々に踏んで主導権を取るレースをしたい」

 10月17日から川崎競輪場開催されているF1ナイターは初日が終了。今開催は岐阜の師弟コンビ、川口公太朗と野崎翼が初めて同時あっ旋。2レースでA級1、2班戦初となる初白星を挙げた野崎は喜びの声をあげた。

 野崎は「普段は先行なので、まさか中団を回るレースになると思っていなくて、何度も別線の動きを確認しちゃいました。1着取れたのも嬉しいし、師匠と同じ開催で1着を取れて嬉しい。これまでも1着取れるチャンスは何度かあったんですけど、差されたりして勝てていなかったので」と普段とは違う中団からのまくり追い込みのレースとなったが、初の1着で大喜び。

 「初日はたまたまこんな(中団)感じになったけど、前々に踏むのが自分の持ち味だし、準決は前々に踏んで主導権を取るレースをしたい。その辺も含めて師匠にアドバイスをもらいたい」と勝って兜の緒を締めるように早くも次のレースに目を向けて向上心の高さも示した。

 師匠の川口は苦しい展開ながらも松岡篤哉を巧追して2着。レース後はまず弟子のレースから振り返ってくれた。
 「中団を取った後の車間の空け方とかその辺はまだまだだし、レース内容は決していいとは言えないけど、翼はいつも先行で頑張っているし、たまにはこういうレースがあってもいいんじゃないかなって。師匠なんで弟子は可愛いし、褒めてあげたいじゃないですか。まだまだ彼は力不足だと思うけど、それでも7月の頃に比べたら強くなっているし、良くなっている」と親目線のように目を細めて弟子の1勝を喜んだ。

 自身の話になると「来年に地元で行われる全日選の出場権を確保するためにも気が抜けない状況。(山口)拳矢がS班で出て、各都道府県の開催時S1在籍の平均競走得点第1位の人に与えられるんで、もう少し点数を上げておきたいんですよね。だからこそ今回も決勝に乗らないといけない」と地元開催のビッグに出場するためにもやる気満々だ。

 明日の野崎は4レース(16時36分発走予定)、川口は最終12レース(20時25分発走予定)に登場する。岐阜の師弟コンビがそろって決勝に進出できるのか注目だ。

池端航一記者

2023年10月17日 21時53分

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