町田太我が圧巻の競走 ~和歌山競輪~

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町田太我
先行でG1を獲れる器を持っている
脇本仕様のフレームがマッチ

 和歌山競輪開設74周年記念『和歌山グランプリ』は、12日(金)に2日目が行われた。驚愕のレースを披露したのは、二次予選8レースの町田太我(広島・117期)。圧巻の2周先行で、別線に手も足も出させなかった。

 周回中に後ろ攻めとなった町田は、青板3コーナーで大きく中バンクに上がる。一体、何を狙っているのか…。4コーナーの山おろしを使って加速した町田は、怒涛の勢いで赤板過ぎに誘導を切る。もう、この時点で勝負ありだった。出切って一旦は流したが、もう一度踏み上げてハイペースで駆けた町田の前に、別線は釘付け。最終バックを過ぎても隊列は一本棒だ。最後は岩津裕介(岡山・87期)に差されたが、町田自身も2着に粘ってワンツー。昨年の広島記念in玉野の前におろした新車が、マッチしているようだ。

 「中団が理想だった。後ろ攻めなら、谷口(遼平)さんが中団にいるし、あんな感じで押さえて谷口さんを後方に置きたかった。あれしかないって感じです。きつかったですよ。口の中が血の味がする。広島記念の前の久留米で新車にしたんですよ。脇本(雄太)さんの寸法に近いものを、勝手に真似して作ったんです。大きめのフレームで、タテ重視のもの。ヨコはからっきしだけど、そこは自分が勝負するところじゃないんで。踏み出しでカツンと入る感じがしますね」

 どこからでも出切れて、そのまま誰も出させない。まさに脇本を彷彿とさせるレースだった。勝った岩津も「普通の選手だったら、残り1周で退避してる。それぐらいのハイペースですよ。付いていて、一周半は脚がたまらなかった」と目を丸くする。

 この強さなら、おのずと見えてくるのは『先行日本一』の5文字。町田のポテンシャルを考えれば、いつそう呼ばれてもおかしくない。今年の町田は、とにかく強い。

熊谷洋祐記者

2024年1月12日 18時57分

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