男子チームスプリントで金メダルの快挙達成 ~UCIトラックワールドカップ第4戦・ニュージーランド~

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金メダルを手に喜びを爆発させる日本チーム(左:新田 中央:雨谷 右:深谷)
「写真提供=More CADENCE<https://morecadence.jp/>」
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16年ぶりに金メダルを獲得した日本チームの力走
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表彰台の中央に立った日本チーム(左:ポーランド 右:ニュージーランド)
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日本記録も大幅に更新

 2019-2020UCIトラックワールドカップは折り返しとなる第4戦に突入。12月6日にニュージーランドのケンブリッジで行われた男子チームスプリント決勝で日本勢(雨谷一樹、深谷知広、新田祐大)が見事にポーランドに勝利して、2003年以来16年ぶりとなる金メダルを獲得した。日本勢の強さは1回戦から際立っていた。42秒842を叩き出し、いきなり2013年の日本記録(43秒092)を6年ぶりに更新すると、決勝ではさらにそれを上回る42秒790を記録。日本チームは迫る東京オリンピックの出場枠獲得へ大きく前進した。

 快挙を成し遂げた選手たちの喜びの声をお伝えします。
 
 雨谷 一樹選手 自分のこれまでの最高の成績は銀メダルだったので、それを超えることが出来てとても嬉しいです。
 
 新田 祐大選手 この色に勝る色は無いと感じました。香港大会でのミスもあり、新たな目標を立てることが出来ました。この3人の中ではオリンピックでもメダルを狙えるのではないかと話をしていて、今回の金メダルで日本のチームスプリントの立ち位置を変えられるのではと思い、強い想いで臨みました。結果が出て良かったです。
 
 深谷 知広選手 来る前からメダルは狙っていましたし、前回の1回戦で感触は掴めたので、力はすぐに上げることは出来ないですが、テクニックや気合で達成出来て良かったです。

 優勝:日本
 2位:ポーランド
 3位:ニュージーランド
 

 男子チームパシュートでは沢田桂太郎、今村駿介、窪木一茂、近谷涼(いずれもチーム ブリヂストンサイクリング)が日本記録を更新する3分56秒287でフィニッシュ。2019年9月16日に更新したばかりの3分57秒488のタイムを1秒以上も更新した。こちらはメダル獲得とはならなかったが、進化の証をタイムで証明した。

細川和輝記者

2019年12月6日 18時27分

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