追い込み技術増す小泉夢菜 ~取手競輪場~

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小泉夢菜
着々と脚力を付けてさらに上のクラスでの戦いを目指す
ガールズケイリンフェスティバルを心待ちにする

 5月26日(金)から取手競輪場で行われているモーニング開催FⅡガールズは27日(土)に2日目が終了。ここでは今節は未勝利も徐々に追い込み技術が増している小泉夢菜(埼玉・122期)に注目した。

 小泉は今シリーズ未勝利だが予選2は3着で決勝に進出。永塚祐子(神奈川・118期)がホームから上昇し前受けから3番手取り。後方からまくる奧井迪(東京・106期)のまくりに巧く対応できず飯田風音(埼玉・120期)を追い切れなかったが立て直して3着に入った。
「練習しているのは女子では飯田(風音)さんと2人。男子では飯田(威文・67期)さん、高橋(昇平・99期)さん、金子(哲大・95期)さん達で男子の選手が多い中で練習しているので追走が巧くなった」と追い込みが得意となっているのはこの点だろう。「この1年やることが増えてきた」と話すが、追い込みの中でも色々テクニックが増せばさらなる力が加わる。

 小泉は楽しみにしていることがある。7月に函館で行われるガールズケイリンフェスティバルに出場することだ。「函館は初めてなので楽しみ。選ばれて出場をつかめたのもあります」。ガールズケイリンフェスティバルに現時点で122期で出場するのは小泉のみ。「122期みんなの分も頑張る。122期は私の脚力が分かっているし、自分がバロメーターになる」と小泉がトップクラスとの戦うことで122期の同期は力関係や、力をもらえたりする部分もあるだろう。
それだけに「コツコツと頑張って(4月に高知で行われた)フレッシュクイーンを獲った。できることはたくさんある。もっと脚をつけないと」と話す。

 決勝は昨年のガールズグランプリを制した柳原真緒(福井・114期)、決勝常連の奧井や飯田もいて仮想ガールズケイリンフェスティバルといっても良いだろう。決勝で好成績を残せば今後の競走にも弾みが付くはずだ。

木村貴宏記者

2023年5月27日 17時50分

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