山原さくらが喜んで追加を受けた理由 ~青森競輪場~

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山原さくら
青森は得意バンクだ
「どこから踏んでも届く」

 青森競輪場でF2ミッドナイト「競輪公式投票CTC杯」が11日から開幕する。ガールズケイリンにはトップレーサーの山原さくら(山口・104期)が追加で参戦。10日現在の賞金ランキングで8位につけており、年末の大一番をにらむ山原にとっては賞金を加算するためにも負けられない3日間となる。

 二つ返事で追加参戦を快諾した。その理由は単純明快だ。「青森が全国にある競輪場で一番相性がいい。追加を断る理由がないんですよ。優勝を何度もさせてもらっているし、着外もない。追加の連絡が来たってことは行けってことでしょ」。青森が自他ともに認めるドル箱バンクなのだ。

 青森は計8場所で6回の優勝を数え、24戦22勝、2着1回、3着1回。目下9連勝中だ。バンクの特性と脚質がよほどマッチしているのか、どんな展開にも対応することができるといい「どこから踏んでも届く。どこで仕掛けても決まる。先行でもまくりでも差しでも、どこから踏んでも残れるし届くんです」と説明した。

 前回の地元防府での決勝は高尾貴美歌(長崎・116期)にまくりを交わされ悔しい準優勝。「しっかり踏めていたが、貴美歌が強かった」と振り返る。現在の賞金ランクは8位に付けており、賞金でのガールズグランプリ出場へ一戦必勝の戦いが続く。

 「(賞金ランクが)上の人とはかけ離れているし、私は与えられた仕事(レース)を頑張るだけ。最近はやりたいレースができているが、脚があれば残れるところで差されている。まずは力を付けることが大事ですね」

 好相性のバンクで弾みを付けられるか。青森での連勝を伸ばし続けて、年末へ向けて加速する。

小野祐一記者

2025年9月10日 18時10分

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