気迫で掴んだ決勝への切符!奥井迪 ~小倉競輪場~

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奥井迪
気迫の積極策で決勝への切符を掴み取った
ガールズグランプリ出場へ正念場

 昨年から始まったガールズグランプリ出場を賭けたトライアルレース。今年はトパーズとアメジストの2つのトーナメントに分かれ、両トーナメントの優勝者はグランプリ出場が確定。ガールズケイリンのレベルが上がり賞金争いも激しさを増す中、賞金ランキング6位の奥井迪(東京・106期)の胸中は穏やかではなかった。初日9レースは珍しく仕掛け所を逸してしまい、後方からの必死の巻き返しを狙うも外に浮いて7着。2走目の2日目10レースは連勝が有力視されている強敵・児玉碧衣との対戦となり、決勝への道のりはさらに険しくなったが、持ち前の度胸の良さで2着に食い込み、ポイントを11まで伸ばしてファイナルまで辿り着いた。
 「昨日に7着を取ってしまって、本当に寝むれなかった。苦しかったです。もうダメかもって。でも、もう今日は碧衣ちゃんとの対戦だったので、真っ向勝負をしてダメなら悔いはないと思って走りました。良かった…。あそこ(最終1コーナー)で諦めなくて。あそこで引いていたら終わりでした。碧衣ちゃんは一人で異次元のスピードで行ってしまったけど、最後はそれを追いかけるじゃないですけど、必死に踏みました。最後は抜かれるかなって思ったけど、私の気迫が一番だったと思う」
 なんとか漕ぎつけた決勝戦はガールズグランプリ出場の権利を賭けた最後の戦い。開催地の立川がホームバンクの奥井にとって誰よりも出たいと願う大舞台で、2017年以来4回目のグランプリ出場を目指して最後の最後までペダルに力を込めて戦い抜く。
 

細川和輝記者

2019年11月20日 20時43分

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