岩本俊介が通算300勝を達成 ~豊橋競輪場・全日本選抜競輪~

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岩本俊介
メモリアルとなる通算300勝を飾りご満悦
電光石火のまくりで決めた!

 豊橋競輪場で行われている全日本選抜競輪の初日第7レースで、岩本俊介(94期・千葉・35歳)が鮮やかな3コーナーまくりを決めて通算300勝を達成した。

 レースは、赤板で坂本貴史が押さえると、前受けの岩本俊介は中団まで引くが、宮本隼輔も追い上げて中団併走になる。宮本は打鐘後4コーナーまで執拗にフタをした後、絶妙なタイミングで坂本を叩きに出ると、岩本は7番手に置かれた。1周逃げとなった宮本がペースをつかむが、態勢を立て直した宮本が3コーナーからショートまくりを放ちゴール寸前で宮本を捕まえた。

 レース後は笑顔で指を3本立てるポーズで写真撮影に応えながらコメント。
 「レースはショボイ内容でしたね。200勝のときも自分らしくない勝ち方だったので、そういうサイクルなのかな(苦笑)。かなり警戒されて、外をどかすような動きもしたけど、上手くできなくて。その後はもうジタバタしても仕方がないので、割り切って車の伸びるタイミングとコースを踏んだ。以前なら慌ててしまい不発になるパターンだけど、そこで気持ちを切り替えて戦えるようになった点は成長した部分かもしれない」

 とレースの振り返りも含めて説明。近年はS級上位に定着してハイペースで白星を重ねており、この勝利はまだまだ通過点に過ぎない気持ちだろう。

堀江鉄二記者

2020年2月8日 14時33分

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