伏見俊昭が11年振りの地元V ~いわき平競輪場~

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伏見俊昭
これをきっかけに復活を誓う
2度グランプリを制している北日本のスター

 2月19日(水)、いわき平競輪場で開催されていたジャパンカップ(F1)のS級決勝戦で地元の伏見俊昭(75期・福島)が約11年振りの地元優勝を飾った。
 
 レースは初手で新山響平のラインがスタートを取り、4番手に木村幸希ライン、7番手以降に単騎の3車が位置を取る。赤板手前で新山が誘導との車間を切るが、隊列に動きはなく打鐘を通過。2センター過ぎに木村がようやく仕掛けるも新山も合わせて踏みペースアップ。合わされた木村は中団に入り直し、2コーナーから7番手の山田久徳がまくり上げるも伏見の横で止まる。終始新山の番手を無風で回った伏見がG前は鋭く抜け出して1着でゴール線を駆け抜けた。

 レース終了後、伏見はインタビュアーにマイクを向けられると「(地元で)もう優勝できないと思い妥協する面もあったけど、しっかりチャンスをモノにする準備はしていた。点数を落としていたから(自分の)限界も考えたけどこの優勝を機にまた精進します」と喜びを口にした。今月44歳を迎えた東北の大スターが、この地元優勝を胸に大舞台へ返り咲く日は近い。

及位然斗記者

2020年2月19日 17時54分

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