117、118回生トーナメント ~日本競輪選手養成所~

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優勝した尾方真生(写真中央)と2着の下条未悠(同左)、3着の永塚祐子
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両手を上げる松岡辰泰(写真中央)を称える2着の山口拳矢(同左)と3着の成清龍之介

 静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所で2月27、28日に117、118回生の第2回トーナメントが行われた。屋内の木製バンク「JKA250」で争われ、27日の予選2走を勝ち抜いた6選手によって、それぞれの決勝の号砲が28日に鳴らされた。
 118回生では在校1位(28日現在)の永塚祐子(神奈川)の先行に乗った同2位の尾方真生(熊本)が、まくりで抜け出して優勝。
 「(スタートの)抽選でいい枠が取れて、永塚さんの後ろから思っていたレースができました。残り1周くらいからまくろうと思っていて、その通り仕掛けることができました。前回のトーナメントは怪我で出られなかったので、今回優勝することができて良かったです。ドームよりも外のバンクで走る方が得意だし、卒業記念は全部1着を取って優勝できるように頑張ります」と、来月の卒業記念レースに向けて抱負を語った。
 また、117回生では、山口拳矢(岐阜)とのデッドヒートを制した松岡辰泰(熊本)がまくりで制して、男子、女子ともに熊本勢が第2回のトーナメントのチャンプに輝いた。
 「連日、先行でいいレースをしている石原(颯)君が前にいたんで、どう動くかなっていうのがあった。石原君が動いた時に流れに乗っていけた。最後の1周で(山口が)来てたので、そこで出られたら終わりだと思って必死で踏みました。優勝は初めてだし、卒業記念の前に一番になれたのはうれしいです」と、3月の大一番に向けて弾みをつけた。
 なお、卒業記念レースは3月23、24日に伊東競輪場で行われる予定になっている。

竹内祥郎記者

2020年2月28日 17時35分

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